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iPhoneでWiFiインターネット共有 設定と運用の実際(改定版)

2013年9月 最新状況反映のため、全体修正・追加
iPhoneのWiFiインターネット共有機能の設定と運用について解説します。

■ 便利なインターネット共有を使おう:概要編
インターネット共有は、iPhoneのインターネット接続を WiFi、BluetoothやUSBを通してスマートフォン、ゲーム機やパソコンなど外部機器と共有できる便利な機能です。

インタネット共通を利用すればインターネットと直接接続できない外部機器でも、インターネットに接続できるようになります。

  • インターネット共有はiPhone特有の呼び方で、一般的にはテザリングと呼ばれています。

インターネット共有が利用できるiPhoneは、主にSIMフリー版だけでしたが、2012年後半以降はテザリングまたはインターネット共有オプション契約を結べば、SoftBankとKDDIのiPhone 5以降の機種で利用できるようになりました。

Internetkyoyu1

  iPhoneのインターネット共有機能の経緯

  • かつてiPhoneのインターネット共有機能は、SIMフリー版(国際版)でしか利用できない特権機能でした。
      

    2012年後半、SoftBankとKDDIは、インターネット共有機能を一般ユーザーに解放しました。これを境にiPhone 5以降の機種なら、オプション契約で誰でも利用できるようになりました。
      

    但し、SoftBankとKDDIのiPhone 4S以前の機種では、インターネット共有はメニューに現れないようにロックされたままなので、現在も利用できません。

インターネット共有を起動するためのiPhone側の条件

インターネット共有は、許可されたiPhoneに許可されたSIMが挿入されている場合に起動できます。

  • 詳しい起動条件です
      
      SoftBankまたはKDDIのiPhone 5以降の機種
       インターネット共有/テザリングオプション契約済
       SIMが挿入されている場合
       (共有機能許可・禁止はSoftBankとKDDIが決めます)
      

      SIMフリー国際版iPhoneの条件
       インターネット共有を禁止していないSIMが挿入
       されている場合
       (iPhoneは共有機能許可されていますが、最終的な
       許可・禁止はSIM発行元携帯電話会社が決めます)
           
  •                               参考
          各国携帯電話通信会社のインターネット共有許可情報

       http://support.apple.com/kb/HT1937?viewlocale=ja_JP
       
  •                参考
    iPhoneはSIMに書き込まれたインターネット共有許可/不許可情報に従い、インターネット共有機能を有効化/無効化します。
         
  • SIMのインターネット共有許可/不許可情報は、SIM発行元携帯電話会社だけが書き込む事ができます。

■ iPhone WiFiインターネット共有を設定する

インターネット共有設定は、順番通り行う必要があります。順番が違うとメニューが表示されなかったり、外部機器が接続できない可能性があります。

  •                参考
    本記事では異なるiOSのiPhone画面を並べて表示しています。左の写真はiOS 5.xまたはiOS 6.xの画面、右はiOS 7.xの画面です。

1.iPhone側インターネット接続設定 ( iPhoneの作業 )

 a.インターネット接続設定が完了しているiPhoneを用意します。

  • インターネット共有は、iPhoneが3GやLTE経由でのインターネット接続を、WiFi、USBやBluetoothを通して外部機器に提供(共有)する機能です。このためiPhoneがインターネットに接続できている事が基本です。

 b.モバイルデータ通信画面を表示させます。

  • iOS 5.x の場合
     ホーム画面から
       ”設定” → ”一般” → ”ネットワーク”の順にタップ →
        ”ネットワーク”画面が現れます。
      
  • iOS 6.x の場合
     ホーム画面から
       ”設定” → ”一般” → ”モバイルデータ通信”の順にタップ →
        ”モバイルデータ通信”画面(写真下左)が現れます。
       
  • iOS 7.x の場合
     ホーム画面から
       ”設定” → ”モバイルデータ通信”の順にタップ →
        ”モバイルデータ通信”画面(写真下右)が現れます。
            
    Internetkyoyu2
  • 続いて
     モバイルデータ通信ネットワークが表示される場合 
       ”モバイルデータ通信ネットワーク”をタップ →
         ”モバイルデータ通信”画面が現れます(写真下)。
       
     モバイルデータ通信ネットワークが表示されない場合
        何もせずに次の手順”2.iPhoneのWiFiインターネット共有設定”に
      進みます。

20120215_101955
      注 : iOSの違いで画面が異なる場合も操作はほぼ同じです

 c.インターネット共有欄を設定します。

  • インターネット共有欄がある場合
     次の通り設定します。
      APN
      モバイルデータ通信欄のAPNと同じ文字(写真例ではinternet)
      ユーザ名
      モバイルデータ通信欄のユーザ名と同じ文字(写真例では空白)
      パスワード
      モバイルデータ通信欄のパスワードと同じ文字(写真例では空白)
        注:特にキャリアから指定がある場合、それに従います。

  • インターネット共有欄がない場合
     何もせずに次の手順”2.iPhoneのWiFiインターネット共有設定”に
     進みます。

2.iPhoneのWiFiインターネット共有設定と起動 ( iPhoneの作業 )

 a. インターネット共有画面(写真下)を表示させます。

  • インターネット共有画面は次の何れかの方法で表示できます。
         
     モバイルデータ通信画面から
      画面左上”戻る”、”ネットワーク”または”モバイルデータ...”ボタンをタップ
              ↓
      現れた画面で”インターネット共有”をタップ
      
      iPhoneホーム画面から
      ”設定” → ”インターネット共有”の順にタップ
      
    Internetkyoyu5

 b. インターネット共有機能起動

  • 画面のインターネット共有のスライドスイッチをオンにします。

 c. WiFiに任意のパスワード設定

  • ”WiFiのパスワード”をタップし、パスワード(半角英数字8文字以上)を設定します。パスワードには自分の好みの文字列を設定して下さい。
       
        パスワードの例 password 、abcd1234 など自由
        設定したパスワードは本画面で何度でも変更できます。
        パスワードを忘れた場合、本画面で確認できます。

以上でiPhoneのネットワーク共有設定は終了です。

3.外部機器とiPhoneネットワークの接続 ( 外部機器とiPhoneの作業 )

 a. iPhoneのインターネット共有機能を起動

  • iPhoneの”設定”画面で、WiFiをがオフでない事を確認します(写真下)。

Netmobilegamen4a  

  • WiFiがオフならWiFi をタップして現れるWiFi画面でWiFiをオンにした後、画面左上の”設定”をタップして、設定画面に戻ります。
        
     参考
    WiFiがオンの状態だと、iPhoneが周囲のWiFiアクセスポイントに接続する事がありますが、インターネット共有がオンになるタイミングでWiFiアクセスポイントとの接続を切るので問題ありません。
      

    写真上の設定画面で、インターネット共有をタップし、インターネット共有画面を表示させます(写真下)。
      Internetkyoyu5
  • インターネット共有スライドスイッチをオンにします。
    (スライドスイッチはスライドまたはタップで操作)
      
    SSID(インターネット共有の名前)とパスワードを記録します。
      
       SSID ( インターネット共有の名前です )
       インターネット共有欄の下にSSIDが表示されます
         ・・・ネットワークは
           
    ×○△□”という名前で  赤字がSSIDです。
              外部に表示されます。
       

        写真上の例では ×○△□のiPhone がSSID
  •   
      パスワード
       WiFiのパスワード欄の右側の文字列です
       (写真上の例では alice1234 がインターネット共有の名前)

  • ここで重要なポイントは、外部機器接続作業中は、iPhoneに写真上のインターネット共有がオンの画面が”明るく”、”表示されたまま”にする事です。
      
    一台目の外部機器接続作業中に、iPhoneの画面を切り替えたりバックライトが消えて画面が暗くなると、約90秒でWiFiインターネット共有が停止するので、外部機器が接続できなくなります。

 b. 外部機器をWiFiインターネット共有へ接続

  • 外部機器の接続は、「 a.iPhoneのインターネット共有機能を起動」手順完了後、できるだけ迅速に行う必要があります。
      
    一定時間が経過すると外部機器からiPhoneのWiFiネットワーク共有が見えなくなります。この場合、「 a.」の手順をやり直す必要があります。
      
    外部機器のiPhoneのWiFiインターネット共有への接続は、本ブログ記事”AndroidスマートフォンのWiFi接続とトラブル対応”をご参照ください。
      
    外部機器がWiFiインターネット共有に接続すると、iPhone上に接続台数が表示されます(写真の赤線部分)。
        
    Netmobilegamen1

  •                    【注意】
       
    一台目の外部機器をiPhone WiFiインターネット共有に接続させる時、iPhoneに”インターネット共有”画面を表示させたまま作業を進めるのが無難です。
  •     
                        参考
    iPhoneは次の①・②の状況になるとWiFインターネット共有機能を停止させます。機能停止後は、外部機器はWiFiインターネット共有に接続できなくなります。
      

     WiFiインターネット共有機能が停止する条件
        
       ① : WiFiインターネット共有に接続する外部機器がゼロで、
          iPhoneに”インターネット共有”画面が表示されてい
    ない場合
        
       ② : WiFiインターネット共有に接続する外部機器がゼロで、
          ”インターネット共有”画面のバックライトが消灯の場合
          (バックライト消灯後90秒でWiFiインターネット共有停止)

■ iPhone WiFiインターネット共有を利用する:運用編

iPhone WiFiインターネット共有と外部機器の設定が完了し、外部機器からiPhoneのWiFiインターネット共有を利用できれば、以降は面倒な設定作業なしでインターネット共有を利用できるようになります。

但し、インターネット共有の開始や再開時には若干コツのようなものが必要です。これはiPhoneのWiFiインターネット共有機能に外部機器を接続できるタイミングが限られているからです。 

  • インターネット共有の利用開始・再開は次の順番で
      

     手順①:iPhoneのWiFiインターネット共有機能を(再)起動
      

      方法:
       iPhoneにインターネット共有画面を表示させます(写真)。
       インターネット共有がオフの場合オンにします。
       これでインターネット共有が機能した状態になります。
      
    Internetkyoyu5

  •                  ヒント
       iPhoneに上記画面を表示している間、WiFiインターネット共有が
       機能します。但し外部機器の接続がないとバックライト消灯後
       90秒でWiFiインターネット共有は停止し、外部機器からSSIDが
       見えなくなります。
      

     手順②:外部機器をiPhone WiFiインターネット共有に接続する
       

      方法:
       外部機器の電源を入れるかスリープから復帰させます
         
                     ヒント
       手順①完了後90秒以内に外部機器の電源オン状態か
       スリープ復帰状態にする事が、スムーズな利用再開の
       コツです。


    注:①と②の順番が違うと外部機器が接続できない可能性があります。
    ①と②の手順でも外部機器が接続できない場合、①をやり直します。
         
  •                  ヒント
    インターネット共有設定が完了すると、iPhoneの”設定”画面から
    ”インターネット共有”画面に移動できるようになります(写真下)

          
    Netmobilegamen5

  •                    ヒント
       

    インターネット共有の利用中断や再開を頻繁に行う運用パターンでは、
       

       iPhoneのインターネット共有を常にオンにすると手間が省けます。
       
    インターネット共有を常にオンに設定しても、外部機器の接続がなければWiFiインターネット共有機能は自動停止するので、極端なバッテリー消耗はありません。

■ iPhone WiFiインターネット共有トラブルシュート

 トラブルa. 外部機器がインターネット共有に接続できない

  原因-1 : インターネット共有のSSIDとパスワードが違う

  •                 対応
    iPhoneの”インターネット共有”画面でSSIDとパスワードを確認の上、外部機器から正しいSSIDを選択し、正しくパスワードを入力します。

  原因-2 : 外部機器がWPA2暗号化方式に非対応

  • 外部機器が iPhoneのWiFiインターネット共有の暗号化方式「WPA2」に対応していないと接続できません。
      
                    対応
    iPhoneの仕様なのでWiFiインターネット共有として対応策はありません。
      
  •                回避策
    BluetoothやUSBによるインターネット共有を利用できれば、問題回避の可能性があります。
         
  •                  ヒント
    iPhone WiFiインターネット共有は、「WPA2」暗号化方式だけに対応しています。
    またパスワードを空白にしたり、暗号化を無効にすることもできません。
  •     iPhone WiFiインターネット共有が利用できない機器の例
    「WPA2」暗号化方式に対応していないWiFiは、次の機器に搭載されている
    可能性があります。
          古い ゲーム機
          古い パソコン
          古い スマートフォン など
    「WPA2」暗号化方式に対応していない機器は、iPhoneのWiFiインターネット
    共有に接続できなかったり、接続できても通信できない可能性があります。

     

  原因-3 : 接続台数制限台数(5台)を超えている

  • iPhoneのインターネット共有に接続できる外部機器の台数は最大5台です。5台を超える接続はできません。
      
                    対応
    利用していない外部機器をインターネット共有から切断してから、目的の外部機器を接続します。

 トラブルb. 外部機器からインターネット共有のSSIDが見えない

  原因-1 : iPhoneのインターネット共有が自動停止している

  • iPhoneのインタネット共有がオンになっていても、外部機器が一定時間接続しないとWiFiインターネット共有は自動停止するので、外部機器からSSIDは見えなくなります。停止したWiFiインターネット共有は、手動操作で再起動する必要があります。
       
                    対応
    ①:iPhoneにインターネット共有がオンの状態のインターネット共有画面を表示させてインターネット共有を再起動します。
       
    ②:iPhoneのインターネット共有画面のバックライトが消えないようにしながら、外部機器を接続します。

  原因-2 : 古い iOSで、iPhoneの名前がカナ漢字になっている

  • 筆者は未確認ですが古い iOS で耳にする問題です。iOS 6.xでは解決しているようです。
      
                    対応
    iPhoneの名前にカナ漢字を使用している場合は、アルファベットと数字の名前に変更します。またはiOSを最新バージョンにアップデートします。

 トラブルc. WiFiインターネット共有が度々切断される
 トラブルd.外部機器の電源ONやスリープからの復帰で
                 ネットワーク共有に接続できない

  原因 : 外部機器のWiFiがスリープ停止で接続が切断

  • 外部機器がスリープ状態になるとWiFiインターネット共有との接続が切れ、iPhoneのWiFiインターネット共有が停止する可能性があります。
      
    この状態では、iPhoneを手動で操作してWiFiインターネット共有を起動するまで、外部機器はWiFiインターネット共有に接続できなくなり、インターネット共有の利用再開はできません。
      
                    対応
    スリープ中でもWiFi接続を保持するように、外部機器の設定を変更します。但し外部機器とiPhone双方のバッテリーが消耗します。
    外部機器の設定方法は、外部機器のマニュアルをご確認下さい。
      
         Nexus 7(2012:Android4.3)での対応例
    ①:設定 → WiFi → 設定ボタン → 詳細設定をタップ

    ②:スリープ時にWiFi接続を維持 をタップし、常に使用する を選択 
      
                   回避策

    BluetoothやUSBによるインターネット共有が利用できれば、問題回避の可能性があります。

 トラブルe.iPhone電源ONやスリープ復帰時に
                 ネットワーク共有に接続できない

  原因 : 何れもiPhoneインターネット共有の仕様によるものです

  • インターネット共有設定がオンの状態のiPhoneを再起動やスリープ復帰させても、WiFiインターネット共有機能は自動では起動しません。
  • 例外はiPhoneのスリープ中に1台以上の外部機器がiPhoneのWiFiインターネット共有に接続していた場合です。このケースでは、スリープ中もiPhoneのWiFiインターネット共有は常に起動しているので、スリープ復帰時に問題は起こりません。

                    対応
    これらはiPhone(iOS)の仕様の問題なので、対応策はありません。何れもiPhoneのWiFiインターネット共有を手動で起動する必要があります。
  •  
                   回避策-1
    根本的な対応策はありませんが、iPhoneのインターネット共有を動かしたままスリープさせる事で問題が起こり難くする回避策があります。
      
    ①:iPhoneを使わない時は、電源を切らずスリープにします。
    ②:外部機器を使わない時は電源は切らずスリープにします。
    ③:スリープ中でもWiFi接続を保持するように、外部機器の設定を変更します。但し、外部機器とiPhone双方のバッテリーが消耗します。
      
    外部機器の設定方法は、外部機器のマニュアルをご確認下さい。 
     
  •      Nexus 7(2012:Android4.3)での回避策-1の例 
    ①:設定 → WiFi → 設定ボタン → 詳細設定をタップ
    ②:スリープ時にWiFi接続を維持 をタップし、常に使用する を選択
       
                   回避策-2

    BluetoothやUSBによるインターネット共有が利用できれば、問題回避の可能性があります。

 トラブルf.ポケットWiFiの様に利用が簡単でない

  原因 : ポケットWiFiは簡単と思うのは認識不足

  • ポケットWiFiはインターネット共有に特化した専用機なので、簡単だと思うのは事実誤認です。ポケットWiFiは、iPhoneのインターネット共有より複雑で、問題も多く発生します。
      
    ポケットWiFiは専用機だけに、多様な利用形態に合わせるための自由度があり設定が複雑です。一方、iPhoneのインターネット共有は設定の自由度がない分、バカチョン的に使えます。
      
    どちらも性能的には大きな違いがないので、バカチョン式に使える手軽さでiPhoneのインターネット共有に軍配が上がると思います。
      
    本トラブルシュートを見ると、iPhoneのインターネット共有では様々な問題が起こりそうに見えますが、自由度があるポケットWiFiでは、問題が起きる可能性はそれ以上で、起きる問題も広範囲です。
      
    どちらの機器にもそれなりの欠点があり、一度は困難を経験する事と思います。しかし、どちらも対応策や回避策を習得するに連れ、手軽に簡単に利用できるようになります。要はどちらも慣れが必要です。

■ iPhone WiFiインターネット共有運用例

本記事初版執筆時(2012年2月)、タイ バンコクで行ったiOS 5.1を搭載したiPhone 4によるWiFiインターネット共有の運用例です。

  • iPhone 4S、iPhone 5のWiFiインターネット共有でも、機能や操作の方向性は同じです。

WiFiインターネット共有に、PC1台とAndroidスマートフォン1~2台を接続し、ブログ記事作成、家族とのSkype通信や日本のテレビ番組リアルタイム視聴などで便利に利用しました(写真下)。

Spict6766 Spict6767

バンコク滞在中の10日間、iPhone 4のWiFiネットワーク共有はそこそこ快適に利用できました。

特にホテルの無線LANは、早朝を除き一日中使い物にならない超低速状態だったので、iPhone 4のネットワーク共有をメインの通信手段として利用しました。

但し、ホテルのネットより数段マシですが、当時のバンコクの3G回線は低速で、大きめのファイルの送受信に失敗する事も度々あり、仕事が滞る場面があり、多少不満が残る結果でした。

但し不満は当時のバンコク3G通信事情に対するものだけで、iPhoneのWiFiインターネット共有は強力で便利な機能を提供してくれた点で”非常に満足”な結果となりました。

■ iPhone WiFiインターネット共有の”疑問”

本記事を執筆した当時(2012年2月)の筆者は、純粋なAndroid派でした。そのためiOS(iPhone)は文化が違う異次元の世界に映りました。ここでは異文化に対して抱いたAndroid派としての当時の感想をまとめてみました。

  • 内容は筆者の誤解や独断と偏見に基づくものがあるかもしれません。あしからず。

 1.自分のiPhone名をバラ撒くWiFiインターネット共有は違和感です

  • •iOSではWiFiインターネット共有のESSIDが独自に設定できないので、否応なしに 自分のiPhone 名がWiFi電波で周囲にバラまかれてしまうのは、違和感を感じます。
      
    例えば、iPhone名がyamadaならESSIDは強制的にyamadaとなり、山田さんの存在が周囲にバラまかれてしまいます。
      
    ESSIDをiPhone名と関係なく自由に設定できようにするか、ステルス(ESSIDをバラ撒かない)にできればよいのですが。

 2.インターネット共有のAPN設定って一体何ですか?

  • iOS(iPhone)では、モバイルデータ通信の設定項目( APN、ID、パスワード )を、別途インターネット共有にも設定するようになっています。Androidでは、設定は一組で、インターネット共有時にもモバイルデータ通信と同じ設定を使います。
      
    ここから見えるのは、インターネット共有の扱の違いです。どうやらiOSでは通常のモバイルデータ通信と別扱い、Androidでは共通と見做しているようです。
      
    基本的にローカライズを行わない販売方式のiPhoneは、1機種だけで世界中のキャリアの様々な要求に対応できるように、インターネット共有を通常データ通信と分けて扱い、自由度を確保しているように見えます。

 3.モバイルデータ通信設定に名前をつけて保存したい

  • Androidでは、デフォルトでモバイルデータ通信設定に名前をつけて保存できます。保存した複数の通信設定は、名前だけで感単に呼び出したり切り替えできます(写真)。
  • Screenshot_19800106_1726
  •   
    一方iPhoneは、モバイルデータ通信設定に名前をつけられないので、一種類の設定しか持つ事ができません。
      
       AndroidでもSIMを差し替えれば接続設定は消えてしまいますが。
      

    海外に行くなど、色々な国の様々なキャリアの通信設定を簡単に切り替えたいなどの要求がある場合、Androidは普通にそれができる反面、iPhoneでは一々手動でAPNを打ち込むなど、結構大変な場合があります。
      
    これ何とかなりませんでしょうか?

 4.設定メニューの内容がコロコロ変わるのは何故ですか?

  • iPhoneの設定は 難しい がAndroid派としての感想です(2012年当時)。
      
    あるメニューを設定するには、事前にこちらのメニューを設定しておいて、次に決められたSIMを刺してデータ通信の設定をしてからでないと、目的のメニュー項目が現れない・・・など、メニュー構造が動的に組まれているのが難しさの理由です。
      
    インターネット共有が良い例で、共有を許可しているSIMを挿入した上で、SIM発行元携帯電話会社の電波を掴んで初めてインターネット共有の設定項目がメニューに現れる仕組みです。
      
    Menualtered
  • またデータ通信やインターネット共有のAPNなどの設定を行う”モバイルデータ通信ネットワーク”メニュー項目や”モバイルデータ通信”画面は、SIMによっては表示されない場合があります。iPhoneでは、設定を自動的に行うタイプのSIMがでは、表示させない仕組みなのでしょう。

■ 付録

iPhoneインターネット共有の3つの方式
iPhoneのインターネット共有は、WiFi、USB、Bluetoothの3方式が利用できます。

各方式には利点・欠点があり、利用目的や利用状況を考えて、方式を選択する必要があります。

  • WiFiインターネット共有の特長
    通信速度 : USBより遅め
    利用機器 : WPA2暗号方式対応WiFi搭載機器なら何でも
    同時接続 : 最大5台
    電池消耗 : iPhone側の電池消耗大きめ
    接続操作 : 外部機器とiPhone両方の操作が必要
      
  • USBインターネット共有の特長
    通信速度 : 速め
    利用機器 : 要ドライバソフトなのでMac、WindowsPCほぼ限定
    同時接続 : 1台
    電池消耗 : iPhone側電池消耗なし。充電しながら利用可能
    接続操作 : iPhoneと外部機器とのUSBケーブル接続
       
  • Bluetoothインターネット共有の特長
    通信速度 : かなり遅め
    利用機器 : Bluetoothネットワーク接続可能機器なら何でも
    同時接続 : 最大接続台数未確認ですが複数台接続は可能
    電池消耗 : iPhoneと外部機器の電池消耗はWiFiより少なめ
    接続操作 : ペアリング後は外部機器側だけで操作可能

方式によるインターネット共有通信速度の順番
iPhone単体に比べると、インターネット共有は何れの方式でも通信速度低下があります。速度低下の度合いは、体感的に次の順番だと思います。  

  •        高   ←  ←  通信速度  →  →  低
        iPhone単体  >  USB  >  WiFi  >  Bluetooth
    (インターネット共有なし)

実際の速度低下は、流れるデータの種類やパケット・サイズなどで変わるので、定量的な測定は困難です。

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