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テザリングinハノイ mini S51SEが創り出すベトナム快適モバイル

日本の携帯キャリアEMOBILEのSony Ericsson mini S51SE(以下mini S51SE)のテザリング機能を活用して、ベトナム・ハノイでノートPC+スマートフォン3台による海外モバイル運用を行いました。

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PCやスマートフォンなど複数の機材のインターネット接続を、一台のスマートフォンでまかなえる”WiFiテザリング”は、モバイル機能の中で最重要の位置づけです。

今回は、日本の携帯電話会社EMOBILEが販売する mini S51SEに、ベトナム・ハノイにおけるモバイル運用の最重要機能である”WiFiテザリング”の”重責”を担ってもらいました。

ベトナムハノイの3G状況(感想程度の内容ですが・・・ 一応 ・・・)

ハノイ訪問は1年半振りで、前回3Gサービスまだ十分整備されていなかったためか?極遅のGSM(EDGE)接続しかできず、我慢我慢のモバイルでした。

最近は、各キャリアが3G体制を整え、ソフト面でもお得なデータ定額などサービスを完備するなど旅行者が手軽に高速通信を利用できる環境が整ったとの情報をWEBで得て、今回ハノイ入りしました。

結論として、少なくとも今回利用した現地携帯通信キャリア”VinaPhone”の3G携帯網は満足できるスピードと安定性を備え、実用的なモバイルが行える事が確認しできました。

”VinaPhone”に対しては、今後の利用者増にも適切な設備増強で対応し、満足度レベルを維持してほしいと願います。

まず空港で・・・”お約束”のSIM調達

空港到着後に通貨両替に続いて優先する作業はSIM調達です。

ハノイノのイバイ国際空港でSIMを販売している店舗は2店あり、どちらも税関を抜け、出迎えが待つ1F到着ロビーの出口を出て正面の、”SIM CARD”のネオンを掲げる”Vietnamobile”カウンターです。

  • 到着ロビーへの出口は2か所ありますが、何れも正面に”Vietnamobile”のカウンターがありました。

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カウンターで、”SIM CARD”と告げ、今回滞在期間4日間のデータ通信と、国際電話を多用する旨の希望を伝えると、現地携帯電話通信キャリア”VinaPhone”の200万ドン(8千円)の3G通信・通話兼用SIMを勧めてきたので、少し高すぎると半分の100万ドン(4千円)のSIMを購入しました。

なお購入時にパスポート提示を求められました。

SIMの開通や設定・データー通信の申請は、カウンターの女性にスマートフォンを手渡して、すべてお任せしました。

  • 購入した4千円のSIMは、かなり高額ですが、32GB分の3Gデータ通信と103分の国際電話料が含まれるとの事で、今回国際電話を多用する予定があり購入しました。
  • カウンターには、様々なキャリアの様々なSIMが一同に販売されていて、事前にインターネットで調査したり、店員とじっくり話をしながら選べば、もっと安価で有利なSIMを購入できたと思いますが、今回モバイル運用が主目的なので、SIMの調査は行いませんでした。
  • SIMは街の中のいたる所で調達できます。例えば清涼飲料水だけを販売する、掘立小屋としか見えない”店”にも”SIM”と貼り紙がありました。但し、そんな所で購入したSIMが、モバイル通信に十分な機能に対応しているか、購入していないので分かりませんでした。

Vinaphone

  • 一応SIMの設定を書いておきますが、今回はSIMの調査はしていないので、余り参考にならないと思います。

     SIMカード名称    : VinaPhone TASECO Sim Vina 100
     アクセスポイント名 : VINAPHONE(任意の名前)
      APN         : v-internet (1年半前は確かm3-woaldでしたが・・・)
      ユーザー名      : mms
      パスワード      : mms
  •  開通方法      : 不明(今回SIM調査は行いませんでした)
  •  データ定額等    : 不明(     同上             )
  • Vinaphone
  • 開通方法やプランの設定はすべて店員にお任せしたので不明です。
  • 1年半前に訪問した時に購入した同じVinaphone SIMのデータ通信設定は、APNが”m3-woald”でしたが、今回は”v-internet”を設定しました。
  • 一方、APN”v-internet”はVietnaMobile社のSIMのAPN設定だったと記憶していたので、もしかするとVietnaMobile社とVinaPhone社は、どちらかのMVMOの関係ではないかと想像しました。但し、今回はSIMの調査はしない予定なので、想像だけで真相はペンディングです。

いよいよモバイル実践

移動中のナビゲーション : mini S51SEのGPS性能に満足

ハノイノのイバイ国際空港は、ハノイ中心部から約30km北にありますが、しっかりした交通手段が無く、タクシーやミニバス(一種の乗合タクシー)、路線バスを利用する以外市内へ行く事はできません。

料金的に路線バスが一番低価格ですが、途中乗り替えが必要との事で、地理不案内の筆者としては不安なので、今回は次に料金が安いミニバスを利用しました(写真)。
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ミニバスは、乗りあわせた乗客(大部分外国人)のホテルを順番に経由しながら、最終目的地に向かうので、運行ルートは毎回異なります。

このため地理にうとい筆者としては、ミニバスが正しく目的地に向かっているか、運航状況を確認して不安を少しでも解消したい所です。

そこで活躍するのがモバイルGoogle Mapです。モバイルGoogle Mapは世界中をカバーしている地図なので、海外でも日本でも同じようにGPSで測定した現在の位置と進行方向を地図上に表示してくれます(写真)。
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  • 特にmini S51SEのGPSは、精度と感度が優れているとの筆者の評価で、今回も安心して位置確認を任せる事ができました。ちなみに比較のため、GPS感度や精度に問題があるGalaxy Sを同時に使用しましたが、mini S51SEと異なり、車外の風景と明らかに符合しない現在地を示すこともあり、結果的にmini S51SEのGPSが優れているとの評価を裏付ける結果になりました。

Google Mapでは、ホテルの住所を”地図を検索”ボックスに入力する事で、ホテルの位置を正確に表示してくれるなど、土地勘がなく、言葉も分からない異国の地ではとても力強い味方です(写真:ホテル近くの住所を検索した表示)。

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今回はGoogle Mapに加え、GPSの位置情報を地図にプロットしてくれる無料アプリ”山旅ロガー”を、ハノイに行きの便が出発する香港空港から起動させていたので(飛行中は当然スマートフォンの電源をOFFにしておきました)、香港からホテルまでの移動経路をすべてがプロット(記録)できました(写真)。
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  • 山旅ロガーで記録した移動経路データーは、日本国内なら国土地理院の日本地図上にダイレクトに表示できますが、世界中を網羅するGoogle Mapに表示させるには、山旅ロガーのメニューから”MyTrackを起動”を選択する必要があります。
  • ”山旅ロガー”、”MyTrack”はあらかじめAndroidマーケットからインストールしておく必要があります(どちらも無料)。
  • 山旅ロガーから”MyTrackを起動”を選択してMyTrackが起動すると、経路データーが自動的にMyTrackに送られ(エクスポート)、記録された移動経路がGoogle Map上に表示されます(写真上および下)。Screenshot_20111222_2117_2

海外ではタクシーなどから法外な料金を要求されたり、遠回りされて高額な運賃を要求されるケースがあり、自己防衛のためにも位置確認はかかせません。

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また、街の中を徒歩で移動する場合もGoogle Mapは有効です。今回は、航空会社の事務所やレストラン(有名な店に限る)に立ち寄りましたが、その際に地図検索で位置が確認できたので、ガイドブックを見ずいに問題なく到達できました。
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ホテルでモバイル運用・・・いよいよテザリングの出番

ここからはホテルでのモバイル運用ですが、筆者としてホテルでのモバイルは、屋外でのモバイルよりも重要度が高いと考えています。

屋外のモバイルでは、どうしても携帯性の高いスマートフォン主体となり、情報収集や連絡等限られた範囲の仕事しか行えませんが、収集した情報の整理やレポート作成、ブログ書き込み、WEBでの調査など、仕事をするには、少なくとも筆者は、PCが必須です。

結果として、PCを使えるホテルの客室は仕事場(オフィス代わり)になり(ハノイでは、パソコンを持ち込んで長時間作業できる喫茶店やファーストフード店などの場所は見つかりませんでした)、インターネット接続環境は絶対必要な仕事場のインフラとなります。

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いつもホテルの予約をする時は、インターネット設備完備を条件に選定を行いますが、インターネットは完備していたとしても、ホテルが提供するインターネットは、設備が貧弱な場合が多く、利用が集中する朝や夜の時間帯に”激遅”になったり”接続できない”事も珍しくなく、仕事にならない事が何度もありました。

そんな時、最も期待するのが、携帯電話回線によるインターネット接続環境と、接続したインターネットをWiFiでPCなどの他の機材に届ける”WiFiテザリング”機能です。

  • 携帯電話回線のインターネット接続も、利用集中で同じ問題が起きる事がありますが、集中する時間帯がずれるので、ホテル回線と携帯電話回線をうまく切り替える事で一定レベルのデータ速度を維持する事ができます。

今回宿泊したハノイ旧市街中心部のミニホテル”ラッキーホテル”(写真)も例外でなく、朝と夜はホテルの有線・無線LANに利用が集中し、使い物になりませんでしたが、携帯電話回線は一日中ほぼ問題ない速度で安定した通信ができました。

Luckyhotel

  • ハノイの携帯電話回線の最悪状態
  • 写真は、今回のハノイで携帯電話回線が一番遅いと感じた時に行った速度測定結果です。上りの速度が極端に遅くなっていますが、下りは一応の合格点、1,5Mbpsを確保しています。
  • Hanoispeedtest
    しかし、さすがに上り速度がこの遅さだと、接続エラー続出状態になりました。

写真は、mini S15SEのWiFiテザリング機能を使い、PCをインターネットと接続して、日本のTV番組を視聴している画面です。mini S51SEは、日本のTV番組の長時間ストリーミング再生でも、切断することなく、安定した動画視聴環境を提供してくれました。

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    写真:mini S15SEのWiFiテザリングで日本のTV番組視聴中のPC:ハノイにて

            ≪参考≫WiFiテザリングとモバイル

  • PCやスマートフォンなど複数の機材を外出先で同時にインターネットに接続して運用するには、それぞれの機材を個別に携帯回線に接続すれば可能ですが、機材の台数分の携帯回線契約が必要で、設定の手間やコストを考えると賢い方法ではありません。
  • 最近の国際版スマートフォンに標準装備される”WiFiテザリング”機能は、この問題を一挙に解決する切り札機能です。
  • スマートフォン単体でのモバイル運用では、限られた機能しか実行できません。一方、WiFiテザリングでPCなどすべてのWiFi機器をモバイルに参加させる事で、日常のオフィスや家庭でできる殆どすべての事がモバイル現場で実現できるようになります。こうした点で、WiFiテザリングはモバイルの中核機能と考えられます。
  • WiFiテザリングの動作は、家庭で使われる無線LANルーター(無線LAN親機)と同じで、無線LAN(つまりWiFi)を通じPCやスマートフォンなどの子機をインターネット接続します。
  • スマートフォンのWiFiテザリングと家庭や会社の無線LAN親機の違いは、インターネットとの接続方法が異なるだけです。つまりスマートフォンは携帯電話通信会社の回線でインターネットと接続するのに対し、会社や家庭の無線LAN親機は、ADSLや光ケーブルでインターネットと接続します。

  •    注:mini S51SEではWiFiテザリングをボータブルWiFiアクセスポイントと
         呼んでいます

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  • WiFiテザリングでは、スマートフォンにもよりますが、携帯回線契約(SIM)が1回線分あれば、通常3~5台の機材(PCや他のスマートフォンなど)をインターネットに接続できます。
  • 残念ながら日本の携帯電話会社が販売するスマートフォンで海外でテザリングが可能なのはEMOBILEの一部の機種のみで、DoCoMoなどはSIMロック解除に踏み切ったものの、肝心な海外テザリング機能に関しては制約を残したままなので、使い物になりません。

イーモバイルmini S51SE総括

イーモバイルは、公式にテザリングの利用を認めている日本で数少ないキャリアで、同社の販売するSony Erricson mini S51SEは国際版でないにも関わらず、SIMロックがなく、制約のないテザリング機能を搭載する、実質国際版と言えるスマートフォンです。

しかもスマートフォン単体のみならず、WiFiテザリングのパフォーマンスも秀逸で、文句なしに国”内・海外モバイルの中核を担えるスマートフォン”との筆者の評価です(写真:Quadrantによるmini S51SEの素晴らしいパフォーマンス)。

S51sespeedtest

結論:日本キャリアのスマートフォンを見直しました!!

今まで、海外でWiFiテザリングを含むモバイルを活用して仕事をする機会が多い筆者としては、国際版スマートフォンがないと仕事ができないとの認識でした。

そのため、次のような制約や問題を抱える国際版のスマートフォンにも関わらず、香港などからわざわざ購入し、日本語化や時にはしかるべきソフトをインストールするためにroot化などの危険を冒して、WiFiテザリング機能を求めて来た経過があります。

  •  国際版スマートフォンが抱える制約
  •   高価 ( 日本は世界で一番安く携帯電話を買える国 )
  •   日本語が扱えない
  •   日本で製品保証や修理の受けられない
  •   日本での運用は電波法に触れる可能性
       (海外のローミングSIMが入った状態なら例外扱いとの噂がある)

しかしテザリングを含む、すべての海外モバイル必須の機能の制約を取り除いた、純正日本キャリア:EMOBILEの、Androidスマートフォンmini  S51SEが、海外モバイル運用の現場で、国際版に全くひけをとらない大活躍する様子を、身をもって体験しました。

更にmini  S51SEは、日本で販売された端末だけに、日本語機能も万全で、日本国内で合法的に運用可能、日本で保証も修理も受けられる・・・など、国際版では決して望めない良い事ずくめの利点があり、”海外モバイルは国際版スマートフォンでないと使い物にならない”という今までの概念えを180度改めました。

  • mini S51SEで唯一残念なのは、搭載されているFMラジオが日本専用なので、
    海外でFM放送が聴けない事です。
    この点の解決策は、以下の当ブログ記事に詳しく解説したのでご参照下さい。
        ”EMOBILE SonyEricsson mini S51SEのFMラジオ国際化

DoCoMoのスマートフォンは残念な事だらけ

  • 日本人として残念なのは、DoCoMoがSIMロックを解除すると高らかに謳ったSIMフリー端末のWiFiテザリング機能です。同社のテザリング機能には、機能を台無しにする巧妙な制約を仕掛けられています。注:Xi端末でのテザリング機能の制限内容は、現時点(2012年1月)で不明です。
  • この制約があるのでDoCoMo端末はいくらSIMロック解除をしても、海外でWiFiテザリングは使い物になりません。
  • 結果筆者としては仕事用では使えません。
  • DoCoMoからは、多数の魅力的な端末が、魅力的な価格で販売されていますが、海外での筆者のモバイル運用には”利用価値”がありません。結局今後も香港などで、不便で危険で怪しい国際版端末を購入する破目になるのでしょうか。

注意 : 筆者はいかなるキャリアや端末メーカーと利害関係はなく、独自に体験・調査した内容を正確さと公平性に留意して記事にしています。

参考
本ブログのベトナム関連記事:
ベトナムモバイル事情 飛び立て! 計画経済の籠の鳥モバイルSIM業界

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