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Galaxy S国際版 Gingerbread2.3.5ベースDarkyROM導入

国際版Galaxy S GT-I9000は、今までの Gingerbrea 2.3.4アップデートとDarkyROM適用でFROYO時代の2倍弱にパフォーマンスが向上しました.(前前回記事前回記事)。

今回 Gingerbread 2.3.5XXJVSファームウェアおよびDarkyROM JVS Baseがリリースされたので、更なるパフォーマンス向上を目指して導入してみました。

     ●結果FROYO時代の約2倍の高速化ができたと自己評価です●

①:事前準備( Galaxy S作業 )

i > バックアップ (必要な場合のみ)
  アップデート失敗などの不測の事態に備え、バックアップを行います。

ii> Lag Fix無効化( Lag Fixを行っている場合のみ
  Galaxy SのLag Fixが有効にされている場合、無効化します。

  • 電源OFF状態で、次のボタンを同時に押しGalaxy Sをリカバリーモードで起動します。
  •    Volume上 + HOME + 電源

  • メニューで  voodoo  →  Voodoo lagfix menu  に進み、”disable lagfix” および”/system lagfix off”をそれぞれ選択します( 操作は上下音量ボタンで選択、電源ボタンで確定 )。
  • Galaxy Sを再起動すると、英語アナウンスと共にLag Fixが無効化されます。
Lag Fixを無効化する理由

今回Lag Fixが有効なまま作業した所、Galaxy Sが正常に起動しない文鎮化一歩手前状態になりました。このトラブル原因は不明ですが、Lag Fix は無効化して作業するのが無難です。


②:必要ファイルの準備( PC作業 )

PCで次のファイルをダウンロードします。以下はファイル名と入手先リンクです。

i > I9000JVS.rar

ii> JVS-Base.zip および DarkCore_4.0_JVS.tar

iii> ROM焼き後の環境設定用に、次のファイルをダウンロードしておきます。

③:Odin設定( PC上のOdin作業 )

Odin3 v1.7.exe (②-iiiでダウンロードしたもの)をダブルクリックして Odin を起動します。

Odinに次を設定します

  • PIT    : s1_odin_20100512.pit
  • PDA   : CODE_I9000XXJVS_CL565837_REV03_user_low_ship.tar
  • PHONE : MODEM_I9000XXJVS_REV_00_CL1059471.tar
  • CSC  : GT-I9000-CSC-MULTI-OXAJVS.tar
  • Odinのチェックボックス設定です
  •  Re-Partition  : チェック
  •  Auto Reboot  : チェック
  •  F.Reset Time  : チェック

④:Gingerbread2.3.5ファイル転送( PC上のOdinと Galaxy S作業 )

  • Galaxy Sが電源OFFの状態で、次のボタンを同時に押しダウンロードモードで起動します。
  •    Volume下 + HOME + 電源

    Galaxy Sがダウンロードモードで起動したら、USBケーブルでPCと接続します。 PC上のOdinは、Galaxy S との接続を認識すると 0:(COMx) を表示します。

    Odinの”Start”ボタンをクリックし、ファイル転送を開始させます。

    • ファイル転送状況は、OdinとGalaxy Sにグラフ表示されます

    Sgs235odinpass

    • ファイル転送完了後、Galaxy Sは2回ほど再起動し、最終的に Gingerbread2.3.5のロック画面を表示します。これでGingerbread2.3.5 XXJVSアップデート完了です。
    • Odinの”Reset”ボタンをクリックするか、一旦終了させた後、再起動させ、設定をクリアします
    • PCとGalaxy Sを接続しているUSBケーブルを外します。

    ⑤:DarkCoreカーネル適用( PC上のOdin と Galaxy S作業 )

  • Galaxy Sが電源OFFの状態で、次のボタンを同時に押しダウンロードモードで起動します。
  •    Volume下 + HOME + 電源

    Galaxy Sがダウンロードモードで起動したら、USBケーブルでPCと接続します。 PC上のOdinは、Galaxy S との接続を認識すると 0:(COMx) を表示します。

    Odinに次を設定します

    • PIT    :     指定なし
    • PDA   : DarkCore_4.0_JVS.tar
    • PHONE :     指定なし
    • CSC  :     指定なし
    • Odinのチェックボックス設定です
    •  Re-Partition  : チェックなし
    •  Auto Reboot  : チェック
    •  F.Reset Time   : チェック

    Odinの”Start”ボタンをクリックし、カーネルの転送を開始させます。

    Sgs235darkyodin1

    • カーネル転送が開始されると、進捗状況がOdinとGalaxy Sに表示されます。ファイル転送が終了すると、Galaxy Sは再起動し、DarkyROMのロゴが表示されます。
    • Lag Fix有効に設定している場合、再起動中”ext4フォーマットへ変換中”の英語アナウンスと共に ext4 フォーマット変換が行われます(手順①:準備でLag Fix無効化している場合を除く)。変換は数分で終了します。
    • Galaxy SにDarkyROM起動画面が表示されます。
    • PCとGalaxy Sに接続されたUSBケーブルを取り外します。

    ⑥:データ初期化、Lag Fix有効化( Galaxy S作業)

  • 電源OFFの状態で、次のボタンを同時に押しGalaxy Sをリカバリーモードで起動し、CwM Dark Core Recoveryメニューを表示させます。
  •    Volume上 + HOME + 電源

  • i> ファクトリリセット および キャッシュクリア

    • メニューで wipe - data/factory reset を実行します
    • メニューで wipe - cache partition を実行します

    ii> ①の事前準備で無効化したLag Fixを有効化

    • メニューで voodoo → Voodoo lagfix menu に進み、”enable lagfix”と”/system lagfix on”をそれぞれ選択します( 操作は上下音量ボタンで選択、電源ボタンで確定 )。
    • Galaxy Sを再起動すると、英語アナウンスと共にext4フォーマット変換が行われ、Lag Fixが有効化されます。

    ⑦:DarkROMインストール準備( Galaxy S作業 )

    オリジナル記事と異なる作業方法を採用

    ここからの作業について、Gadget is not Gadgetさんのオリジナル記事では、DarkROMは”Recovery モードで起動し ClockworkMod Recovery から書き込む”ように解説されています。

    しかしこの方法でDarkROMを書き込むと、Galaxy Sが起動不能になりました。

    何が問題なのか切り分けのため、手順を③:Odin設定まで遡り、Lag Fix無効/有効を切り替えて、それぞれの状態で書き込みを試みましたが、どちらも起動不能問題は解決できませんでした。

    同Gadget is not Gadgetさんの過去記事で、同様の症状と対応が説明されていたので、今回はそれに従いDarkyROMをインストールした所、起動の問題はなくなりました。

    i> Google Play(旧Androidマーケット)にログイン

    • 携帯電話回線またはWiFi接続でインターネットに接続し、Google Play(旧Androidマーケット)にログインします。

    ii> 必要アプリのインストール

    • Google Play(旧Androidマーケット)から次の2つのアプリをインストールします。
    •   Superuser
    •   DarkyROM Tool
    •   File Expert

    iii> 手順②でPCに保存したDarkCore_4.0_JVS.tarをGalaxy Sの/sdcardにコピーします(USBケーブルでPCと接続して転送)。

    ⑧:DarkROMインストール( Galaxy S作業 )

    • i > DarkyROM Toolを起動し、上部のDarkyROMをタップします

    Darkyromtool1

    • ii> Wipe user dataのチェックを外します
        
    • iii> Generalをタップします

    Darkyromtool2_2

    • iv> Flash/Install File from SDCARDをタップします
        
    • v> /sdcard内のJVS-Base.zipをタップします
        
    • vi> JVS-Base.zipをflushするかどうか警告が出るので”OK”をタップします

    Galaxy Sが再起動し、JVS-Base.zipが書き込まれます。

    最終的に、Galaxy SにDarkyROMの起動画面が表示されれば今回のアップグレードは完了です。Gingerbread235withdarky

    ⑨:動作確認 問題点を洗い出し 評価( Galaxy S上の作業 )

    アップグレードされたGalaxy Sが期待通り働くか、ベンチマークや各種操作で問題点などの洗い出しを行いました(短時間なので余り正確な情報ではありません)。

    Quadrant Standardのベンチマークは平均約2090で、Gingerbread2.3.4+DarkyROMとの比較で1割弱アップ、FROYO時代との比較で2倍程アップと満足できる高速化が達成できたと自己評価です。

    ブラウザ等のスクロールもスムーズで問題ないようです。

    Darkyquadrant

    各種操作では次の課題が見つかりました。

    • FMラジオで日本Region選択肢がないので、日本のFM局が聞けない(これ定番です)
    • 日本語表示に違和感がある(フォントがおかしい、これも定番です)
    • GPSの位置測定が遅い

    ⑩:問題点の解決・対応(Galaxy S上の作業)

    i>   FMラジオに日本Regionを復活させる

    • ②で保存した”FMRadio.apk”をSDカードにコピーします。
    • File Expertを起動し、SDカード上の”FMRadio.apk”を/system/appにコピー(オーバーライト)します。この時Galaxy S本体のメニューボタン → More → Mount メニューで/system/appを”Mount As Read Write"(リードライト可能)でマウントしておく必要があります。
    •   Mountメニューが表示されない場合、Galaxy S本体メニューボタン →
        More →設定→ File Explorerの設定 で表示される ”Root Explorer”
        にチェックを入れると表示されるようになります
        
        
    • File ExpertでコピーしたFMRadio.apkのPermissionのReadを → 全部にチェック、WriteおよびExecを → 全部チェックなしにして"Apply"ボタンをタップします。
    • Galaxy Sを再起動させ、FMラジオに日本Region選択が復活しているか確認します。うまくいかない場合、File Expert 等で /system/app/FMRadio.apk を直接タップして、インストール機能を働かせてFMラジオを再インストールして下さい(その後Galaxy Sの再起動必要です)。

    Fmradioregion

    ii>  日本語フォント導入

    日本語フォントを次の方法で/system/fontsディレクトリにコピーします。

    • ②で保存した”DroidSansJapanese.ttf”をSDカードにコピーします。
        
    • File Expertを起動し、SDカード上のDroidSansJapanese.ttfを/system/fontsにコピーします。この時Galaxy S本体のメニューボタン → More → Mount メニューで/system/fontsを”Mount As Read Write”(リードライト可能)でマウントしておく必要があります。
    •   Mountメニューが表示されない場合、Galaxy S本体メニューボタン →
        
      More →設定→ File Explorerの設定 で表示される ”Root Explorer”
        にチェックを入れると表示されるようになります
        
    • File ExpertでDroidSansJapanese.ttfのPermissionのReadを → 全部にチェック、WriteおよびExecを → 全部チェックなしにして”Apply”ボタンをタップします。

    Galaxy Sを再起動し、漢字の「直」や「今」を表示させて違和感なければフォントの日本語化は完了です。

    iii> GPSをアジア向けに最適化する

    GPSの位置測定が遅い事は、Galaxy S発売当時から一貫して問題視されてきましたが、今回のROMでも改善されていないようです(SamusungはGPS問題を改善する気はないようですね)。

    今回のDarkyROMには、GPSそのものでなく、A-GPS設定を最適化して位置測定を高速化するアプローチが組み込まれていますが、最適化対象はアジアではなくデフォルトでヨーロッパです。

    ここでは日本(Asia)向け最適化設定ファイルを導入して、日本でのA-GPSの位置測定速度の向上にチャレンジします。

    • ②でPCに保存した”gps.conf”をSDカードにコピーします。
    • File Expertを起動し、/system/etc/gps.conf を gps.conf.old 等にリネームしておきます。この時Galaxy S本体のメニューボタン → More → Mount メニューで /system/etc を”Mount As Read Write”(リードライト可能)でマウントする必要があります。
    •   Mountメニューが表示されない場合、Galaxy S本体メニューボタン →
        More →設定→ File Explorerの設定 で表示される ”Root Explorer”
        にチェックを入れると表示されるようになります
        
    • SDカード上の”gps.conf”を/system/etcにコピーします。
        
    • File Expertでgps.confのPermissionのReadを → 全部にチェック、WriteおよびExec を→ 全部チェックなしで”Apply”ボタンをタップします。
        
    • Galaxy Sを再起動します。

    日本(Asia)向けにA-GPS設定を最適化した事で、位置測定速度が向上した感触はありますが、短時間では結論は出せないようです。

    何れにしてもGalaxy SのGPSは現時点で他のスマートフォンに見劣りします。

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    コメント

    いつも参考にさせていただいております。
    私も早速2.3.5にしました。
    質問なのですがそちらの端末ではFlash Playerは、再生出来てますか?

    お答え
    筆者BIRDです
    いつもありがとうございます。現在海外にいるためか正規のコメントへの返信ができないので、コメント編集の非常手段でお答えしています。
    FLASHはAdobeFlashPlayer11をインストールしましたがうまく設定できないので入れたまま何もしない状態ですが、YouTubeはスムーズに見られています。
    以前のFROYO時代はブラウザではカクカクで専用アプリでしかYouTubeは見れたものではありませんでしたが、ROM適用後は問題ないようです。
    現在検証環境がないので他のFLASH動画の確認ができていない、この程度のお答えですが、ご参考まで。

    投稿: ちゃー | 2011年10月 4日 (火) 22時45分

    いつも参考にさせていただいております。
    >今回Lag Fixが有効なまま作業した所、Galaxy Sが正常に起動しない文鎮化一歩手前状態になりました。このトラブル原因は不明ですが、Lag Fix は無効化して作業するのが無難です。
    とありましたが自分はJVT2.3.5をOdinで焼いたらパソコンの画面では『pass』と緑色で成功しているのですが、galaxySi9000本体はタイトルループで起動しませんでした。
    もしかしたら同じ症状かもしれないと思い、質問させていただきます。
    文鎮化しかけた時なんのファームでいったん元に戻したのか教えて下さい。
    またその際に気をつけることなどありましたら教えてもらえたら恐縮です。

    投稿: | 2011年11月 1日 (火) 22時27分

    筆者のBIRDです。
    やはりLagFix有効状態のROM焼きは問題ありですね。
    当方は電源が一切入らない正に「文鎮」になりました。
    バッテリーを外し半日程放置したら電源が入るようになったのでリカバリーモードで起動し、LagFix解除ができたので、本記事のROMを再度焼き文鎮脱出できました。
    詳細は記憶していませんが、LagFix解除後の文鎮化脱出作業でROM焼き直前に取ったCWMバックアップイメージからのCWMリカバリーを試みましたが駄目だったので本記事のROMを再度焼く経過だったと思います。
    ご質問内容から、電源は問題なく入るようなので、リカバリーモードからLagFix解除後、ROM焼きをやり直せば問題解決できると思うのですが。
    以上参考まで。

    投稿: 筆者のBIRDです | 2011年11月 2日 (水) 00時19分

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