« 台湾プリペイドSIM事情 モバイル通信実践編(4) | トップページ | SKYPEさん、私のパソコンへの迷惑行為をやめてください! »

台湾プリペイドSIM事情 モバイル通信実践編(5 完結編)

台湾モバイル実践編5回目です。毎回長文でしたが、休眠状態のブログ再開を機に、海外モバイルの基本的な事柄についてしっかり説明する必要があると考えました。

今回の海外モバイル台湾編は、台北の電脳街や観光スポットを巡る道案内で活躍したGoogle Map運用について触れます。

世界をカバーするGoogle Map

言葉も理解できず土地勘もない異国の地を一人で旅する者にとって、Google Mapの道案内は心強いパートナーです。Google Mapはスマートフォン上で動く無料アプリで、GPSと連動して現在位置と周辺地図を正確にリアルタイム表示してくれる定番アプリです。Mapicon_2日本で多くの方がGoogle Mapを利用している一方、それが世界中をカバーする「すごい」地図アプリである事をご存じの方は意外と少ないようです。

Google Mapが世界中をカバーしている「すごさ」を実感したいなら、Google Mapの検索ボックスに”ハノイ”とか”天安門広場”など外国の地名を入れて検索ボタンを押してみて下さい。画面にベトナムのハノイや北京の天安門広場の地図が見事に表示されます。

表示された地図は国内外を問わず、拡大・縮小・スクロールができ、拡大時には細い路地や街路や建物の名前がしっかり表示されるのが見て取れます。この様にGoogle Mapは世界中をカバーしているのです。

Googlemap

実際に外国を旅する場合、データ通信さえ確保できれば、日本での利用と全く変らない使い勝手で、正確な現在地と周辺地図を表示してくれます。

Google Mapに適したスマートフォン

Googlr Mapを頼れる道案内にできるかどうかは、搭載しているGPSの性能にかかっています。GPS感度、正確さ、衛星補足速度は、スマートフォンによりかなり差があります。

GPSの性能が悪いと、現在地情報がずれるたり、最悪の場合自分の位置確認さえできなくなります。位置確認ができない現象は、GPS衛星を補足して位置測定完了までのスピードが遅い場合にも発生します。

こうした問題があるスマートフォンでは、最初に静止状態で現在地をじっくり時間をかけて補足しておかないと、以後の位置測定がスムーズに行かない傾向があり、列車やバスで移動中にポケットからスマートフォンを取り出し、Google Mapを起動する様な局面では、位置確認が困難になる可能性があります。

今回はこうしたスマートフォンの個別の特性を考え、写真の4台のスマートフォンを持参しました。通話と海外データ通信だけなら 1 か 4 のスマートフォンで十分なのですが、Google Mapを効果的に運用するために、GPS性能が高い 2 と 3 のスマートフォンを追加して持参しました。

特に 2 のスマートフォンはSIMロックがかかったKDDI auのスマートフォンで、海外での通話やデータ通信がすべてロック(禁止)されていて、一見海外で価値がない機種ですが、GPS性能が飛びぬけて良く、Google Map利用に最適なので、海外で常に携行する一台となっています。

2 のスマートフォンは海外で携帯電話回線による通信が行えないので、地図データの取り込みは、他のスマートフォンのWiFiのWiFiテザリング機能に頼る必要があります。

Smahos_2GPSの体感性能と画面の大きさと見やすさでそれぞれ100点満点で点数を付けると2のIS01がダントツの一位になりました。

  1. IDEOS     Huawei製      GPS性能:60点 画面: 60点 計120点                                                 GPS性能は並の下で、画面が小さく地図の確認には難があります
  2. IS01      シャープ製     GPS性能:90点 画面:100点 計190点                                                      GPS性能ダントツ・大画面でGoogleMapに最適です。持ちにくい形が玉に傷。
  3. XperiaX10MiniPro sony/ericsson製  GPS性能:90点 画面: 60点 計150点                                             小型でGPS性能が優ていて、徒歩でGoogleMap運用は適しています。
  4. Galaxy s    Samusung製   GPS性能:60点 画面: 70点 計130点                                              GPS性能は並の中ですが、画面の視認性が優れています。

Google Map実際の運用

ここからは、スマートフォンとGoogleMapを利用しながら訪れた台湾のいくつかのスポットでの運用例を挙げてみます。

  • ブログに載せた地図画像は、rootが必要な”画面キャプチャ”機能で取り込む必要がある関係で、実際に現地で使用した上記スマートフォン 2 または 3 上のGoogle Mapから取り込んだ画像でなく、上記 4 のスマートフォンから後日取り込んだGoogle Map画像を載せています。

・電脳街訪問 : 都会でのGoogleMap運用

台北には電脳街が2ヶ所あるようです。台北駅南側にあるNOVAと地下鉄忠孝新生駅から徒歩5分程の光華商場です。

NOVAはビルに複数のパソコン、携帯電話、電子部品の店舗が入る電脳ビルです(赤矢印の所:矢印は筆者書き込み)。

光華商場に比べかなり小規模ですが、携帯電話などの価格は柔軟で、値段交渉できる雰囲気です。

Taipeinovamap

光華商場は規模が大きく、周辺も秋葉原の様な電気街で、パソコン、携帯電話、電子部品、DVDソフト、ゲーム機など、あらゆる電子関係の製品や部品が販売されていて、非常に楽しめます。またレストラン・食堂なども多く、非常に活気があります(写真の赤矢印は筆者書き込み)。

   Taipeikoukasyoujou    Taipeikoukasyoujouphoto_2

Google Mapの運用に関しては、双方の電脳街も都会の中心で、周囲に電波を遮るビルがありGPSに不利ですが、GPSを補間するWiFi電波がたくさん飛び交っているためか、WiFiをONにしておけば位置測定に問題はありませんでした。もっとも道に迷っても大事にならない都会の真ん中なのでGoogle Map に頼らなくても、安心な状況ですが・・。

・コース1:淡水→金山温泉→基隆  開けた郊外を移動中のGoogleMap運用

台湾北部の海岸沿いを西から東にバス移動しました(コース1、地図の赤線)。

Kinzankeelung_2

淡水までは地下鉄(と言っても大部分地上走行区間)でそれ以降はバス移動です。地上走行区間の地下鉄とバスは全線見通しの良い地域なので、GPSの補足も良好で、3Gデータ通信も安定し問題ありませんでした。

Taipeicource

・コース2:烏来往復  山間部のバス移動でのGoogleMap運用

山合いの温泉地”烏来”(ウーライ)に行き、トロッコ電車を楽しみました(コース2、地図青線)。

Uraispa

台北から地下鉄の終点”新店”でバスに乗換え、山合いのくねくね道を40分程行くと烏来に到着しました。徒歩で温泉街を抜けるとトロッコ列車の駅に到着です。

バスは行程の大半が山地で、崖や森に遮られてGPSが測位できない場面がありました。都会ではこんな場面でも周囲からWiFi電波を拾って位置情報を補間がしてくれるのですが、民家がない山間部ではWiFi電波が飛んでいないので、現在地を見失う状態になりました。

地図の表示についても、山間部で3G電波が途切れる事があり、地図データが更新されない事態が起こりました。

最新のGoogle Mapは、データ通信の途絶やオフライン運用ができるように、あらかじめ地図をキャッシュ(ダウンロードして保存)する機能が追加されたので(2011年7月7日時点)、今後地図更新ができない事態は回避できると思います。

« 台湾プリペイドSIM事情 モバイル通信実践編(4) | トップページ | SKYPEさん、私のパソコンへの迷惑行為をやめてください! »