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台湾プリペイドSIM事情 モバイル通信実践編(3)

台湾編(1)(2)で、スマートフォンにデータ通信機能を開通させ、テザリング(無線LAN(WiFi)親機機能)を動作させる事で、PCや他のスマートフォンにWiFi経由でインターネット接続環境を作り上げました。

次の課題は、通話機能です。実は松山空港でSIMを購入する時、データ通信だけに注意を奪われ、通話の事を忘れていました。

以前、桃園空港で何回か購入した事がある台湾モバイル(台湾大哥)のSIMは、データ定額と通話のどちらも可能なものでした。しかし今回の中華電信SIMは、データ通信専用で通話には全く対応していません。購入したSIMでは、通話ができない事に気付いたのは、空港を出て地下鉄に乗り込んでしばらく経った時でした。

今回はデータ通信が確保できているので、メールで最低限の通信はできる上、Skypeを利用すれば音声通話も可能です。しかし連絡をする日本側の携帯端末や固定電話が、Skypeを使う能力がないなど、直接通話できないのはやはり不都合があります。

  • 今回は有料Skypeは考えませんでした。有料Skypeは、Skype機能がない固定電話や携帯端末に対して、安い料金で電話をかける機能があります

●通話用SIM購入( 国際空港以外の店舗でのSIM購入 )

モバイル通信実践編(1)でも書いたように、台湾はSIM入手困難国で、外国人のSIM購入は空港以外で困難との噂がありました。しかし台北駅南側の新三光三越裏の遠傳(FarEastone)直営(?)ショップでSIMが販売されている情報がありました。

ホテルは台北駅(写真)北側、遠傳の直営ショップは南側と、近い距離なのでホテルから徒歩で行ってみました。

Taipeistation

台北駅の南側でかなり目立つビルが新三光三越で、その裏に遠傳のショップがありました。周囲に携帯電話やパソコン販売店が集まる電脳ビル:NOVAがあり、モバイラーとしてわくわくする所です。

Novataipei
今回肝心な遠傳のショップ写真を撮り忘れたので、ここをクリックしてGoogleのストリートビュー画面でショップの写真を確認下さい。

夕方の店内はかなり混みあっていましたが、日本と同様に番号札をもらい、5分程待つとカウンターから番号を呼ばれました。カウンターでプリペイドSIMがほしいと伝えると、職員は何の躊躇もせず”遠傳易付一塊卡”SIMを出してきました。この様子を見ると、遠傳ではプリペイドSIMはこの一種類しか販売していない事が伺えました(2011年5月現在)。

ここでの購入では、パスポートと免許証等2種類の証明書に加え、宿泊先ホテル名とそこに宿泊している証拠を求められたので、たまたまホテルのルームキーを所持していたので証拠として示すとOKになりました。

手続きは5分程度でスムーズに完了しましたが、書類や証拠が整わなければかなりもめそうな雰囲気で、改めて台湾のプリペイドSIM販売管理の厳重さを思い知りました。価格は350NT$、約千円でした。

Fareastonesim

SIMのパッケージには、中文(中国語:繁体字)と英語の説明が印刷されていました。説明によると、任意の相手に電話かければSIMが開通するとの事で、開通作業を兼ね日本の家族に国際電話をかけ、台北無事到着を知らせました。

使用期限は開通後6ヶ月です。説明には有効期限延長について何も書かれていないので、どんなにチャージをしても開通時から6ヶ月で使用期限は終了してしまいそうです。

国際電話の方法は、頭に国際電話発信番号002(秒単位課金)または017(分単位課金)をダイヤルし、続いて国番号(日本:81)と0を除いた日本の市外局番と電話番号をダイヤルします。国際電話発信番号 002 と 017 の違いは、通話料金のカウントが秒単位か分単位かの違いで、1分当たりの料金で比べると、017は9.1NT$、002は12.6NT$となり、017の方が3割程低価格でした。

遠傳のSIMはデータ通信も行えますが、従量制なのでネット通信を多用する場合は厳しいと思います。

  • その後の情報で遠傳もデータ定額を始めたとの山根康弘さんの情報がありました。
  • 紅玉さんのブログ”>紅玉のぼあきんぼあきんでは、遠傳のデータ定額SIMの内容が詳しく解説されています。

残高は”777”をコールし、言語変更”4”→英語”2”→残高確認”2”の順番にダイヤルする事で確認できます。

●台湾で購入できるプリペイドSIM まとめ

今回と前回(2010年8月)訪問時に購入したプリペイドSIMの情報をまとめたものが次の表です(2011年5月現在)。

Simcompare

注1:紅玉さんのブログ”>紅玉のぼあきんぼあきんでは、上表にはない、新しい遠傳のデータ通信定額SIMの内容が詳しく解説されています。

●日本のラジオをスマートフォンとネットで聴く

筆者にとって海外モバイルの目的の半分は、日本の情報に触れる事です。ネットができるAndroidスマートフォンなら、多くの日本のラジオ放送をいつでもどこでも聞く事ができます。

”radiko.jp”は、日本国内のラジオ番組を、配信地域内に限りネットでも無料配信する放送局公認のAndroid無料アプリです。言い換えると日本国内の放送エリア内限定のネット配信なので、海外では役に立ちません。

一方同じく無料アプリの”raziko”(読みはラジ子と同じだが微妙に綴りが違う)は国内外から、日本の色々な地域のネット配信番組が無料で聞けます。

また無料Androidアプリ”TuneInRadio"は更に強力で、世界各国のネット配信番組が世界中で聞けます。

Radioandroid

これらはすべてGoogle Play(旧アンドロイドマーケット)から無料でダウンロードできるので是非お試しください。

ちなみに、筆者は東日本大震災当時、神奈川県で仕事中でしたが、停電でテレビが見えない上、ラジオ難聴地域のためラジオも役に立ちませんでした。こんな時、偉大な働きしてくれたのが raziko でした。イーモバイル回線で raziko を起動すると、多くのラジオ番組が受信でき、強力な情報収集機能を果たしてくれました。

●日本のテレビをネットで視聴する

今回記事の一つの目玉は、日本のテレビ放送のリアルタイム視聴です。外国のホテルの客室のテレビで、海外向けNHKを視聴できる場合がありますが、海外モバイルで目指すのは、NHKだけでなく民放を含む主要テレビ番組すべてをリアルタイムに自宅と同じように視聴する事です。

筆者は、神奈川県の三浦半島在住なので、海外で見たい放送局は、NHK(総合・教育)、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京です。

========以下アナログTV放送時代の記事です========

地上デジタルTV放送に対応した解説は、本ブログ記事”海外から日本のTV”ナマ”視聴 海外モバイルNo1アプリ:TV遠隔視聴”をご参照下さい。

海外などモバイルでテレビを視聴するには、ソニーのLocatin Free TV(略して”ロケフリ”)を使用します。残念ながら本製品は生産が打ち切られていますが、他メーカーから類似品が販売されています。Locationfree ロケフリは、自宅など日本国内に設置する親機と遠隔地のPC上で動く視聴用ソフトの組み合わせで機能します。

親機は、設置場所のテレビアンテナから入力されたアナログ放送波の指定チャンネルの放送信号をデジタル化して、視聴ソフトが動く遠隔地のPCにインターネット経由で送ります(P2P)。視聴ソフト側(写真)からは、リモートで親機のチャンネル切り替えが行えます。

Locationfree2 

画像品質は、親機と視聴PC間の通信速度で変化しますが、極端に低速だと画像が大幅に乱れたり接続できなくなる場合があります。逆に通信速度が高速だと画像は改善されますが、最高でもアナログ時代のテレビの半分以下です。それでも日本のテレビ番組をリアルタイムで見られるのは大きなメリットです。

問題は、ロケフリは”アナログ”にしか対応していない点で、アナログテレビ終了の2011年7月以降に全面的地デジ化すると使用できなくなるります。ロケフリの便利さを味わってしまった身として、次項のロケフリの延命策や代替え手段は緊急課題です。

ロケフリの地デジ対策 ( 延命策と代替え手段 )

アナログ専用のロケフリを地デジ移行後も使用し続ける2つの方法があります。一番目は地デジ移行後もアナログ波を継続配信するサービスを利用する方法、二番目は地デジ波で配信されるデジタル番組をアナログに変換するコンバータの設置です。内容的に二番目の方法は、延命策と言うより恒久策です。

一番目の方法: 地デジ移行後もアナログ波を配信するのがNTT東日本が提供する”フレッツテレビ”です。延長して配信する期間は2015年3月末までで、機関を過ぎるとこの方法は使えなくなり二番目の方法(恒久策)が必要になります。

ちなみに当方はこの一番目の方法でロケフリをとりあえず延命しました。

 参考URL: http://flets.com/ftv/da.html

二番目の方法: ビデオレコーダや地デジコンバータを設置して地デジ波のデジタル番組をアナログ信号に変換するする方法です。ロケフリはこれらの機器のアナログ出力端子から出力されるアナログで放送信号を受け取り、ネットに送り出します。

但しビデオレコーダや地デジコンバータ等がロケフリに送り込めるのは、一番目の方法のようにすべての放送局の番組がミックスされたアナログ波ではなく、特定チャンネルの放送信号だけなので、ロケフリ側のチャンネル切り替えは使えません。

チャンネルは、アナログ放送信号をロケフリに送り込むビデオレコーダーや地デジコンバータなどの外部機器のチャンネルを操作して切り替える必要があります。

ロケフリには、外部機器のリモコンが出す赤外線信号パターン(光のON/OFFの組み合わせ)を学習して再現する”光マウス”機能があります。

あらかじめ光マウスに外部機器の赤外線リモコンのチャンネル切り替えや電源ON/OFFの信号パターンを学習させておく必要がありますが、一度学習させてしまえば以降は学習の必要なくなります。

ロケフリは、学習したチャンネル切り替えなどの赤外線信号パターンを発信する事で、外部機器のチャンネル切り替えやON/OFF操作が行えます。

この二番目の方式がどの程度有効か筆者は未確認ですが、現在販売中の他メーカーのテレビ遠隔視聴機器の多くがこのの方式を採用している点を見ると、有効性は高いと推測しています。

 参考URL: http://www.ioplaza.jp/shop/contents/vulkano.aspx

また地デジ放送をインターネット配信するためだけの専用コンピュータ(と言っても箱ですが)の形態をした機種もあります。

 参考URL: http://www.faminet.co.jp/d_guide/view/97

地上デジタルTV放送に対応した解説は、本ブログ記事”海外から日本のTV”ナマ”視聴 海外モバイルNo1アプリ:TV遠隔視聴”をご参照下さい。

========以上アナログTV放送時代の記事です========

今回もまた記事が長くなりました。再度ページを改めようと思います。次回はモバイル用に持参したスマートフォンやポケットWiFi等の機材について解説します。

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