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台湾プリペイドSIM事情 モバイル通信実践編(1)

2011年5月9日~18日の10日間、台湾に行ってきました。一人旅です。

今回お馴染み桃園国際空港でなく、台北市内の松山空港からの入国です。2010年羽田と台北松山空港を結ぶ路線が開通以来初の利用です。

松山空港には地下鉄が乗り入れ、台北中心部に3駅で行ける立地抜群の国際空港です。バスで1時間程かかっていた桃園空港と比べると、超お値打ち空港だと思います。日本から羽田便が多く発着するのもこの空港で、成田が遠い筆者にとって利便性はかなり向上します。

松山空港はメリットが多い反面、モバイラーの筆者には一つ心配がありました。それはプリペイドSIMカード(以下SIMまたはSIMカード)の入手ができるかどうかについてです。

Simcards

ホテルのインターネットやWiFiスポットに頼らず「いつでもどこでも」モバイルを実践するには、携帯電話のネットが必須ですが、日本の電波が飛んでいない外国では現地携帯通信会社(キャリア)のデータ通信サービスを利用するしかありません。

現地キャリアのサービスは、まず利用契約を結び、その上で電話番号の割り当てを受けて初めて利用可能になりますが、SIMカードを購入する事は、その手続き全てを済ませる事に相当します。

SIMカードは契約書であり、同時に電話番号割り当て手段でもあるのです。裏返せばSIMカードがないと、契約も電話番号もない状態、つまり携帯電話は通話や通信ができない只の”物”の状態になります。

前置きが長くなりましたが、要するに松山空港でSIMカードが入手できるかどうかが台湾でのモバイル成功のカギと言えます。

かつて、台湾の空の玄関口を一手に引き受けていた桃園空港には、携帯キャリア3社のカウンターがあり、それぞれSIMを販売しています。松山空港ではどうでしょうか。

  • ちなみにアジアの多くの国で、街のコンビニや新聞スタンドで、新聞やジュースを買う感覚で気楽にSIMを購入できますが、台湾ではそう簡単ではありません。
      
  • アジアで台湾以外にも韓国・シンガポール、それと日本など、販売に規制や条件を設けているSIM入手困難国があります。
      
  • プリペイドSIMカードを自由に販売する事は、外国人など不特定多数に、国内通信を解放する意味を持つので、中国本土との未確定問題を抱える台湾は、プリペイドSIMカード販売自由化に踏み切れないと想像します。
      
  • 他のSIM入手困難国にも、多かれ少なかれこうした事情が見受けられますが、特殊事情など一切ない筈の”日本”が、プリペイドSIM入手困難国である理由は全く理解不能です。
      
  • 優れた技術を持ちながら、世界の携帯電話の流れに完全に取り残されガラパゴス状態に陥った原因を、ここに垣間見るようで、日本人として嘆かわしい思いです。

到着した松山空港では、日本からインターネットで事前調査した情報をもとに、SIM販売カウンターを探します(写真はMRT(地下鉄)から撮影した雨の松山空港)。

Matsuyamaapt

松山空港の出国口の左前方、クロネコヤマトの隣に中華電信のカウンターがあり、SIMを販売していました。松山空港は広くないので容易に見つけられると思います。

Counterchukadenshin

カウンターでSIMを買いたい旨を伝えると、日本語を喋る職員が現れ、求められるままにパスポートとその他一通の身分証(日本の免許証など)を提示すると、約10分程でSIMを入手できました。注意点として、パスポート以外に身分を証明する書類が一通必要で、日本の免許証等の証明書(日本語の書類でOK)持参が必須な事でした。

Simchukadenshin

購入したSIMは、今回の滞在日程9日間を通してデータ通信ができる様、7日間使い放題(データ定額)3Gデータ通信専用SIM(450TN$=約1,300円)と、同3日間用(250NT$=約730円)の2枚です。これで合計約2,000円。SIMは音声通話非対応ですが、一日200円ちょっと(2,000円を9日間)でデータ量無制限の3Gデータ通信が利用できるので文句なしの”お宝”です。

さてこれからSIMを携帯に入れ、データ通信の設定です。設定は、売り場担当者に依頼すれば良いのですが、ここはチャレンジ精神、できる限り自分で設定したい所です。

と言っても、中華電信SIMの開通作業は販売カウンターの専用端末でしか行えないないようなので、ユーザーができる設定は開通したSIMの接続設定に限定されます。これについても満足な説明書が付属しないので、カウンターに依頼した方が得策ですが、何かあったらすぐに対応できるようにと中華電信のカウンター脇で、自分で設定を行いました。

1.SIMの開通:アクティベーション

中華電信のデータ通信専用SIMの開通は、ユーザーでは行えないようです。カウンターの備え付け端末に担当者が開通情報を入力すると、約5分で開通しました。使用可能期間は開通日から契約期間(今回は7日間および3日間)経過した日の23:59分まででした。

2枚のSIMには、今回の滞在日程9日間に合わせて、7日用には当日から7日間、3日用は7日目から3日間の開通情報を打ち込んでもらいました。開通作業中はSIMに手を触れる事もなかったので、開通情報はSIMではなく中華電信のサーバーで管理している事が伺えました。

後で判明した事ですが、中華電信も音声通話対応プリペイドSIMを販売していて、、こちらは開通手続きが不要で、任意の相手に電話をかけるだけで自動で開通できるようです。

2.データ通信の設定

通話用SIMは、開通さえすれば何も設定しなくても通話はできますが、データ通信は設定が必要です。設定項目は通常 APN と ユーザID と パスワードです。

注:MMS設定は、通常のインターネットでのメールやG-Mailが使えるスマートフォンなら、特に行う必要はないでしょう。

次が中華電信のデータ専用プリペイドSIMの設定項目です。

 名前 : 任意  APN : internet  ユーザID : なし  パスワード : なし

今回持参のSIMフリーアンドロイド携帯端末の具体的設定方法は以下の通りです。

Apnsetting

ホーム画面 → プログラムアイコン → 設定 → 無線とネットワーク → モバイルネットワーク → アクセスポイント名 をそれぞれタップして表示された画面で携帯のメニューボタンを押し 新しいAPN をタップ → 名前をタップして開いた欄に taiwan (任意の名前)を入力してOKをタップ → APNをタップして開いた欄に internet を入力してOKをタップします。

設定が完了し、ホームボタンを押す頃には携帯画面上部の通知領域にアンテナが立ち”3G”や”H”等の通信状態を示す文字で表示されれば成功です。試しにグーグルマップを起動するすと、地図上に自分の位置が表示されました(以下)。

Matsuyamaaptmap

さてデータ通信ができるようになった今、モバイルin台湾の本格始動です。

と言ってもいささか記事が長くなったので、一旦記事を改めようと思います。

でもその前に、にぎわう台湾名物の夜市で腹ごしらえです。なかなか良いですね。

Yoichi

注:2011.5.9~5.18の情報です

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